プレスタイトコネクタやプレスフィットコネクタは多くのアプリケーションで使用できますが、極端な温度や圧力の変動サイクルにより、シール性が劣化する場合があります。このような場合の分離カラムとガードカラムやリテンションギャップの強固な接続には、SilTite µユニオンが優れた代用品となります。SilTite FingerTiteテクノロジーは取付けが簡単で、信頼性の高い漏れの無い接続をもたらします。ゼロデットボリューム設計と不活性化処理済みの金属構造によりピーク形状を損なうことがないため、高いデータ品質が得られます。頑健なSilTite μ-ユニオンは、質量分析計や極端な温度や圧力変化のあるアプリケーションにお勧めです。コネクタキットには、同じ内径もしくは異なる内径のカラムを確実に接続するために6つの組合せがあります。各キットには、2つのSilTite µユニオンコネクタ、ダブルテーパーフェラル5つおよび取付けキットが入っています。
内径(ID)の異なるカラムを接続する場合、必ず内径の大きいカラムを最初に接続してください。フェラルは非常に小さいため、フェラルのオリフィスサイズの違いを判断するのは難しく、小さな内径のカラムは間違ったオリフィスにつけてしまう可能性があります。内径の大きいカラム、例えば0.32 mmは0.25 mm内径カラム用のフェラルオリフィスには入りません。最初に内径の大きいカラムを取付けることで、両方のカラムに対し、正しいフェラル末端を使用できます。