Restekの化学者は、初めて表面多孔性粒子(SPPまたは「コアシェル」粒子としても知られる)の速度を、高選択性USLCテクノロジーの分離能と組み合わせました。この新しいタイプのクロマトグラフィーカラムは、既存のHPLCおよびUHPLC機器を使用して、ピーク分離およびより迅速な分析時間を容易に達成することができます。
業界をリードするBiphenylは、最も好評をいただいているRestekのLCの固定相で、従来のC18やその他のPhenylカラムでは溶出が早かったり、分離が困難であった化合物の分析で良好な分離が得られます。その結果、堅牢性のあるRaptor Bipheneylカラムは、特に質量分析計を使用するような薬物や代謝物などの生化学分野のアプリケーションにおいて高速分離を実現します。また、溶出の早い化合物のイオンサプレッション回避に役立ち、質量分析計に適しているとはいえない移動相条件を使用しなくても分離が可能です。
固定相カテゴリ:Phenyl (L11)
官能基タイプ:Biphenyl
粒子径:1.8 µm、2.7 μm、5 μm 表面多孔性粒子(SPPもしくは「コアシェル」粒子)シリカ
ポアサイズ:90Å
炭素含有量: 7% (1.8 μm)、7% (2.7 μm)、5% (5 μm)
エンドキャップ: あり
表面積: 125 m2/g (1.8 μm)、130 m2/g (2.7 μm) 、 100 m2/g (5 μm)
推奨使用条件:
pH範囲:2.0~8.0
温度上限: 80℃
耐圧: 1,034 bar/15,000 psi *(1.8μm) 、600 bar/8,700 psi (2.7 μm) 、400 bar/5,800 psi (5 μm)
*カラムの耐久性を最大限に保つための1.8µm 粒子の推奨最大圧力は、830 bar/ 12,000 psiです。
特長:
- 双極性や不飽和結合、共役結合をもつ化合物の保持が増加
- メタノールを移動相に使用した場合に選択性が増大
- LC-MS分析において、理想的な感度と選択性が得られる
Raptor Biphenylカラムへの推奨
- C18カラムの選択性に限界を感じた時
- 親水性の芳香族化合物の保持力を強めたい時